斜面の安全・安心研究会

工法
強靭防護網
不動強靭柵
施工実績
強靭防護網
不動強靭柵
斜面の安全・安心研究会について
斜面の安全・安心研究会について
会員紹介
カタログダウンロード
お問い合わせ
斜面の安全・安心研究会
〒950-0954
新潟県新潟市中央区美咲町1丁目8番1号
株式会社シビル内 斜面の安全・安心研究会
TEL:025-283-3450
FAX:025-282-5058

強靭防護網

HOME >> 工法/強靭防護網

  • 構造・特徴
  • 実験

特徴・構造

本工法は、共同研究報告書 第491号「高エネルギー吸収型落石防護工等の性能照査に関する研究」の実験による性能照査手法を基に性能評価を行っており落石対策便覧(平成29年12月)の実験による性能検証法に適合した高エネルギー吸収型落石防護網工です。

ネットタイプ

  • ①ロックアンカー+緩衝装置

    ロックアンカー+緩衝装置

    緩衝装置の設置数によって高強度ロープに加わる張力を調整し、高強度金網・硬厚金網への損傷を抑え、ロックアンカーの引抜け等を防止します。

  • ②高強度金網+高強度ロープ+ストップフック

    高強度金網+専用ワイヤロープ+結合コイル

    高強度金網に対して、高強度ロープを横方向のみに配置していき、ストップフックで接続します。

  • 展開イメージ図

    展開イメージ図

  • 横断イメージ図

    横断イメージ図

※細部の構造は変更となる場合があります。

※写真・構造図は1,200kJ対応型です

ロープタイプ

  • ①ロックアンカー+端末緩衝金具

    ロックアンカー+端末緩衝金具

    端末緩衝金具によってスリップロープに加わる張力を制限する為、高強度ロープへの損傷を抑え、ロックアンカーの引抜け等を防止します。

  • ②ひし形金網(φ5.0mm)高強度ロープ(φ18mm)+結合コイル

    ひし形金網(φ5.0㎜)<br>高強度ロープ(φ18㎜)+結合コイル

    高強度ロープは縦40cm×2本横50cm×1本間隔で配置します

  • 展開イメージ図

    展開イメージ図

  • 横断イメージ図

    横断イメージ図

※細部の構造は変更となる場合があります。

実験・性能

共同研究報告書P.153では、統一的な性能照査手法として記載されており、実験による性能照査手法で確認する事項は、【捕捉性能】になります。
高エネルギー吸収型落石防護網の、標準的な実験的性能照査手法は、以下の様に定められています。

1.供試体サイズ 1スパン 2本の支柱と網で構成される範囲 (設計の最小面積)
2.重錘形状 多面体 材質はコンクリートを標準 (密度 2,300~3,000㎏/m³以下)
3.衝突速度 25m/s以上を標準(90km/h以上) 阻止面(金網面)に接触する直前の速度25m/s未満の場合は、その速度が適用限界速度
4.入射角度 垂直 阻止面に対して垂直を標準
斜めに衝突した場合、垂直成分を入力エネルギーとして評価
5.回転の影響 考慮しない 並進運動のみを考慮
6.衝突位置 水平方向 スパン中央
鉛直方向 鉛直中央高さから設計落石作用位置の間で設定

実験結果は、総括表に整理するとともに、詳細は実験報告書としてとりまとめます。

ネットタイプ 1,200kJの実験状況(事例)

強靭防護網 ネットタイプ (実施日 2017年8月9日)

供試体 延長:10m 高さ:15m 支柱本数:2本 緩衝装置:42箇所
重 錘 形状:多面体 質量(W):3,690㎏ 密度:2,684㎏/m³
実験結果 重錘衝突速度(V) 25.96m/s
阻止面への重錘入射角度(θ) 82°
衝突時エネルギー(E) 1,200kJ(1/2WV²×cos(90°−82°))
阻止面の最大張出し量 5.85m
高さの変化 2.33m
緩衝装置の作動状況 良好
重錘衝突位置 阻止面天端から4.3m下り
損傷状況 阻止面に破断及び摩耗、ワイヤロープの一部に破断及び摩耗が確認された
支柱・アンカー・緩衝装置に損傷なし

ロープタイプ 2,800kJの実験状況(事例)

強靭防護網 ロープタイプ (実施日 2017年3月16日)

供試体 延長:10m 高さ:15m 支柱本数:2本 緩衝装置:62箇所
重 錘 形状:多面体 質量(W):8,350kg 密度:2,696kg/m³
実験結果 重錘衝突速度(V) 26.15m/s
阻止面への重錘入射角度(θ) 81°
衝突時エネルギー(E) 2,800kJ(1/2WV²×cos(90°−81°))
阻止面の最大張出し量 6.1m
高さの変化 1.00m
緩衝装置の作動状況 良好
重錘衝突位置 阻止面天端から6.7m下り
損傷状況 阻止面に破断及び摩耗、ワイヤロープの一部に破断及び摩耗が確認された
支柱・アンカー・緩衝装置に損傷なし
  • 重錘 重さ=8,350kg
    ロープタイプ(2,800kJ)実験時に使用

  • 重錘 重さ=3,690kg
    ネットタイプ(1,200kJ)実験時に使用

高速度カメラによる重錘の阻止面衝突直前の速度解析

  • 高速度カメラ

  • レーザー式計測器

性能水準

ロープタイプ・ネットタイプ共に、各3回の実験を行い、性能検証結果より重錘の捕捉・誘導が確実に行われており、安全性能が満たされていると判断できました。 両タイプとも、1度載荷した供試体を部分修復して再載荷を実施し、変わりなく捕捉・誘導がなされていることから、修復性能も満たされていると判断しました。
以上の結果より、強靭防護網(ロープタイプ・ネットタイプ)の性能水準は【性能2】と評価しています。

安全性 使用性(供用性) 修復性
性能1
性能2 △(修復により○)
性能3 × ×

性能レベルの判断基準を簡単にまとめると
性能1 → 構成部材の交換は必要無い。(継続使用可)
性能2 → 構成部材の一部を交換(容易に行える範囲)する事で機能(性能)が回復出来る。
性能3 → 構成部材の更新が必要。